第3話「鉄の熱いうちに撃て!」
凄まじく久々のブログ更新である。
迫り来る研究やら課題に追われているうちに存在を忘れていたのは内緒である。
(APEXやらアニメ見てただけでしょ!という声は無視する)
社会人になってしまったら、会社と自宅の往復で精一杯になり模型に打ち込む余裕など無くなってしまうだろうという危機感があるので、なんだかんだで模型づくりは続いている。だがやった事を文章にしてまとめるのは案外時間を要するもので、ブログの更新頻度が滅茶苦茶悪い。ブログ作成は正直後になってもできるので、熱のあるうちにじゃんじゃんプラモをつくっていきたい。
さて前回紹介した断捨離を生き延びたガンプラ君達。今回はガンキャノン君、君が主役だ。
ガンキャノンといえばファーストの名脇役のハヤト・カイ・リュウ(小説版)が乗りこなす機体である。
設定における生産台数は決して多くない上、劇中サイド7でV作戦をキャッチしたシャアの部隊に良い様に破壊されている。言ってしまえばレア機体なのである。
しかし、ガンダムオリジンや他のアンソロジー作品ではファミリー機体が存在している様だ。
ゲームでも陸戦部隊に配備されている。
改造するにしても世界観をぶち壊す様な機体にしてしまうのは好きではない。(シャア専用ガンダムとか)人がやる分には良いけれど、私がやるからにはこだわりたい。
この辺の設定に気を使いながら自分が好きな陸戦系の機体に改造したい。イメージ的にはサイド7に送られず試験的に地上配備された陸戦仕様のガンキャノンといったところだ。
変更すべき箇所はやはり悪目立ちする赤カラーだろう。素組だとおもちゃっぽさを感じさせてしまう。メカデザインは正直ずんぐりしていてジムやガンダムに比べてしまうとスタイリッシュさに欠ける。脚回りを一新すれば従来イメージを払拭出来そうだ。
では改造していこう!
といってもまずはバリ取りからやらなければお話にならない。
まずは作業しやすい様にパーツ分け。
ニッパーで不要なバリを切り取る。
小学生の俺、不器用だったんだなぁと色々な工作に関する思い出話がよぎり懐かしい気持ちになった。やっぱり小学生がつくったプラモは貧弱だな!
多少表面のキズができても良いので、凹凸を無くす為にヤスリ(1000番代)を投入。
ヤスリは数字がデカいほど砂粒が小さいので、
仕上げなんかには10000番代を使ったりする。
え?白くなってるやんという声が聞こえそうだが、後々のサーフェイサー処理をするのでこれで良い。
一通りのバリ取りが終了。細かい作業はやっぱり疲れる。
・・・・
親の顔より見た中古屋、
何度でも訪ねる事ができる。
これは幼子に帰るための空間。
ここで今回の魔改造に必要な品を入手した。
ガンプラ改造用のアーマーキットである。
ただ色を変更しただけでは芸がないので、アーマーを付け足して重厚な見た目に改造する。
内容物はこんな感じ。ガンダム系統の機体に装着する事を想定したキットの様だ。
こいつらをうまい具合に付け足せるかが鍵だ。
まずは脚から手を加える。
しかしながら膝の曲面出っ張りがダサい。
という事で切断します。思いつきで切断されるガンキャノン君はさぞかし戦慄したでしょう。
いきなり入院手術する医者の感覚ってこんな感じなんだろうか。
切除する場所をわかりやすくする為にマスキングテープを貼り付ける。後はこの飛び出た膝を削り落とすのみ。鉄ヤスリでガリガリ削っていき、定期的に出る粉を水で洗い流す。指先に力を入れるのでこれが結構しんどい。
お分かり頂けるだろうか?
左が切除前、右が切除後だ。
削りとった面にアーマーを仮止めし、
研磨が必要な箇所を検討する。
そして再度不要箇所を削る。
削った箇所にアーマーを溶剤で接合。
後は反対の脚にも同じ処理を施すだけ。
いい感じに膝部分は改造できた。
次は肩周りを改造する。
アーマーキットに含まれているショルダーアーマーパーツ。
本来はガンダムファミリー機体につけるものなので多少の調整が必要。
切ったショルダーアーマーを肩に接着。
ニッパーで一部パーツを切断した事で肩にぶつからない様にした。
切断したパーツもジェットパックにつけて余す事なく使用する。
そんな感じで全体的にアーマーを追加していく。
結構いい感じに配置できた。
せっかくなのでスカート部分にも手を加える。スカートが一体化パーツなのでポーズがイマイチ決まらない。そこで一体化パーツを切り離して、切断面に留め具を追加する事で左右別に可動する様に調整する。
パッカリ切断
留め具はもちろん改造で切り離したパーツを使用している。これはエコだよ。とアムロも絶賛してくれるに違いない。
足にも改造を施す。パーツを削り段差をつくる事でメカメカしくしていく。
仕上げは溝をより深するためにこいつを使って筋彫りする。
力を込めず、弱い力で削るのがポイント。
ガイド用のプラ板があった方が綺麗に削れるが、私はそんな面倒な事はしない。
(線がクッソぶれたのは内緒)
いい感じに改造の第一段階が終了した。
さて、次は待ちに待った下地塗装だ!
【次回予告】
秋雨前線で天候不順な毎日。
研究も佳境を迎える中、模型塗装しろと言わんばかりの快晴を迎える。
俺は溜め込んでいた模型の塗装を一気に消化できるのか・・・?
第四話「雨、逃げ出した後」
あれそういえばジオラマは?
次回もサービスサービス〜ゥ!!